タラ
よっしゃ!Web用画像か。普通の画像と何が違うんだ?
Web用画像は、表示速度と品質のバランス重要。ファイルサイズを小さく見栄え大事。
へえ、難しそうだな。どうやって作るんだ?
Web用画像の作成には、いくつかの重要なポイントがあります。順を追って見ていきましょう。
目次
1. 適切な解像度と画像サイズの設定
- 新規ドキュメントを作成(ファイル > 新規)
- 解像度を72ppiに設定
- ピクセル単位で必要なサイズを指定(例:1200×630ピクセル)
おっ、解像度72ppiってなんだ?印刷用より低いよな?
うん、Web表示に最適な解像度。これ以上高くてもファイルサイズ大きくなる。
2. カラーモードの設定
- イメージ > モード > RGBカラーを選択
- 編集 > カラー設定で、作業用スペースをsRGBに設定
RGBか。印刷用のCMYKじゃダメなのか?
Web表示はRGBが基本。CMYKだとブラウザで正しく表示されない可能性ある。
3. デザイン作成
- 必要な要素(テキスト、図形、画像など)を配置
- レイヤーを活用して編集しやすく管理
ここまでは普通の画像制作と同じだな。
そう。ただし、Web表示を意識したデザインが重要。
4. 画像の最適化
- ファイル > Web用に保存(レガシー)を選択
- 適切なファイル形式を選択:
- JPEG:写真やグラデーションのある画像
- PNG-8:単色や線画、透過が必要な画像
- PNG-24:半透明が必要な画像
- プレビューを見ながら品質とファイルサイズのバランスを調整
おっ、ファイル形式によって使い分けるのか。でも、どうやって選べばいいんだ?
画像の特性と用途によって選ぶ。例えば、ロゴなら透過が必要なことが多いのでPNGが適してる。
5. レスポンシブデザインへの対応
- 異なるデバイス用にサイズ違いの画像を用意
- アートボード機能を使用して一つのファイルで管理
- 書き出し > 書き出し形式でまとめて書き出し
へえ、スマホとPCで別々の画像を用意するのか。
そう。デバイスに応じて最適な画像を表示できる。ただし、管理は少し複雑。
6. Retinaディスプレイへの対応
- 通常サイズの2倍の解像度で作成
- 書き出し時に50%にリサイズ
- ファイル名に「@2x」を付加(例:image@2x.png)
Retinaって何だ?なんで2倍の解像度が必要なんだ?
高解像度のディスプレイ。より鮮明な画像、対応しないと画像がぼやける可能性。
7. SEO対策
- ファイル名を適切に設定(例:blue-gradient-background.jpg)
- alt属性用のテキストを用意(HTMLで設定)
これらの点に注意してWeb用画像を作成することで、表示速度と品質のバランスが取れた、効果的な画像を制作できます。また、様々なデバイスやディスプレイに対応することで、より多くのユーザーに最適な形で画像を届けることができます。
なるほど。Web用画像には色々な配慮が必要なんだな。でも、これで速く表示されて、きれいな画像が作れるってことか!
その通り。最適化と品質のバランスが重要。実際のWebサイトで表示を確認しながら調整するのがコツ。
素晴らしい理解です。次回は、これらのテクニックを使って実際にWeb用のバナー画像を作成する過程を、step by stepで見ていきましょう。グーとタラと一緒に、PhotoshopでのWeb用画像作成スキルを磨いていきましょう。