タラ
よっしゃ!今度はチラシかフライヤーを作るんだな。名刺より大きいから簡単だろ?
サイズは大きいが、考慮すべき点も多い。慎重に。
えっ、そうなのか?どんなところに気をつければいいんだ?
その通りです。チラシやフライヤーは名刺より情報量が多く、レイアウトも複雑になります。順を追って説明していきましょう。
目次
1. チラシ・フライヤーの企画
- 目的の明確化: 何を伝えたいのか、どんな行動を促したいのか
- ターゲット層の設定: 誰に向けたチラシなのか
- 必要な情報のリストアップ: 見出し、本文、画像、ロゴ、連絡先など
へえ、作る前にこんなに考えることがあるのか。
そう。良い準備が良い結果を生む。
2. Illustratorでの作成手順
2.1 新規ドキュメントの作成
- ファイル > 新規 > ドキュメント
- サイズを設定(例:A4サイズ 210mm×297mm)
- 塗り足し(ブリード)を3mmに設定
- カラーモードをCMYKに設定
おっと、ここは名刺と同じだな!
基本は同じ。でも、サイズが違うので注意。
2.2 グリッドとガイドの設定
- レイアウト > マージンと段組みを設定
- 表示 > グリッド を表示
2.3 背景の作成
- 長方形ツールで背景を作成
- グラデーションや画像を適用
2.4 ヘッダーの作成
- 目を引くキャッチコピーを配置
- フォントサイズや色を調整して強調
キャッチコピーか。どんなのがいいんだ?
短く、印象的に。ターゲットの心を掴むものを。
2.5 本文の配置
- 文字ツール(T)で本文を入力
- 段組みを使って読みやすく配置
- 箇条書きや小見出しを使って情報を整理
2.6 画像の配置
- ファイル > 配置 で画像を挿入
- 画像の解像度が300dpi以上であることを確認
- 文字との関係性を考慮して配置
画像か!かっこいい写真を使えば目立つだろ?
目立つだけでなく、内容に合っているかも重要。
2.7 ロゴと連絡先情報の追加
- 会社やイベントのロゴを適切な位置に配置
- 連絡先情報を見やすく配置
3. デザインのポイント
- 色使い: 2-3色を基本に、統一感のある配色を
- 余白: 適度な余白で読みやすさを確保
- コントラスト: 重要な情報が目立つように
- フォント: 読みやすさを重視し、2-3種類に抑える
- 視線の流れ: 情報の重要度に応じてレイアウト
なるほど。いろいろ考えながら作るんだな。
そう。全体のバランスが大切。
4. 印刷用データの作成
- リンク画像の埋め込み:リンクパネルで確認
- フォントのアウトライン化:文字 > アウトラインを作成
- オーバープリントの確認:表示 > オーバープリントプレビュー
- PDFで保存:ファイル > 書き出し > PDF(印刷)を選択
おっ、これは名刺のときと同じだな!
基本は同じ。でも、画像が多いので特に注意が必要。
5. 最終確認
- 文字の誤字脱字をチェック
- 情報の正確さを確認
- 印刷して実物の大きさで確認
- 第三者に見てもらい、分かりやすさをチェック
これらの手順を踏むことで、効果的なチラシやフライヤーを作成することができます。ただし、良いデザインを作るには練習と経験が必要です。失敗を恐れず、たくさん挑戦してみてください。
よーし!自分だけのチラシを作ってみるぞ!
その意気だ。でも、目的を忘れずに。
素晴らしい意欲ですね。次回は、今回学んだテクニックを使って、実際に架空のイベントのチラシを作ってみましょう。グーとタラと一緒に、Illustratorでのチラシ・フライヤー作成スキルを磨いていきましょう。